薬膳:食品の薬膳的はたらき・あ~こ

あかがい

平~温性。甘味。帰心・脾・胃経。
エネルギーを益し、血液を養う。心の血液を補う。消化器系を温めて調える。
注意:余分な湿気や熱の滞りがある場合は摂ってはいけない。A型肝炎ウィルスをもつものがあるので、85度1分以上の加熱調理が望ましい。

あずき

平性。甘・酸味。帰心・小腸経。
水分代謝を促進してむくみを取る。解毒し、膿を出す。熱を冷まして水分代謝を促進し、黄疸を治める。

甘酒

温性。甘・辛味。
エネルギーを益す。体液成分を生む。血行促進。

あわ

凉性。甘・鹹味。但し、古くなったものは寒性・苦味。帰脾・胃・腎経。
消化器系を整え、脾を建て直す。ほてりを除く。熱を冷まして解毒する。腎を補う。不足を補う。

あわび

平性。甘・鹹味。帰肝・腎経。
血液を補い、肝の状態を調える。体液成分を滋して、余分な熱やほてりを抑える。精を益し、目のはたらきをよくする。ある種の黄疸や尿路感染症を改善する。

あんず

微温~温性。甘・酸味。帰肺・大腸経。
肺を潤して咳を止め、呼吸を安定させる。体液成分を生み、渇きを止める。エネルギー不足による慢性の下痢や軟便を止める。
注意:温性のため、多食すると容易に熱化してできものや皮膚疾患の原因になるので注意する。また歯を損傷することもあるので注意する。

杏仁

平性。甘味。帰肺・大腸経。
咳を止めて呼吸を楽にする。虚弱体質による呼吸器の不調を改善する。大腸を潤して便通をよくする。
注意:多食するとシアン中毒を発症するので注意する。犬肉との食べ合わせはよくないので注意する。

いか

平性。鹹味。帰肝・腎経。
腎を滋養し、血液を養う。乳汁分泌を促進する。脾を補い、腎を益して、体液成分を補う。

いしもち

平性。甘・鹹味。帰胃・腎経。
エネルギーを補う。生命エネルギーの源を補充する。胃を調える。食欲増進。止血。精神を安定させる。腎
注意:多食すると炎症や発疹が出る場合があるので、アレルギー体質や皮膚炎のある場合は注意する。

いせえび

温性。甘・鹹味。帰脾・肝・腎経。
腎を温めて熱エネルギーを壮んにする。胃を建て直して痰を代謝する。
注意:殻ごと調理する場合、ふだんそう、ひゆな、西洋ほうれんそうと一緒に摂ると、不溶性のCa塩を形成し、Caの吸収を阻害するので注意する。えびアレルギー、潤い不足でほてりやのぼせがある場合、できもの、皮膚疾患のある場合は摂ってはいけない。

いちじく

平~偏寒性。甘味。帰脾・胃・肺・腸経。
胃を建て直し、腸を清める。熱を冷まして、解毒し、腫れを引かせる。去痰し、滞りを取る。

犬肉

温性。鹹・酸味。帰脾・胃・腎経。
消化器系を補ってエネルギーを益す。腎を温めて熱エネルギーを助ける。血液を補う。
注意:犬肉は温性が強いので、春、夏など暑い時期、もともと暑がりや熱の籠もっている体質、潤い不足でほてりなどのある場合、熱エネルギー不足が原因でない疾患罹患中、感染症初期の場合は摂ってはいけない。胃腸虚弱のある場合は様子を見ながら摂る。ヤマゴボウ、菱の実、杏仁との食べ合わせはよくないので注意する。エネルギーを補う目的の場合は、血液も一緒に煮込んだ方が更に効果的。

猪肉

平性。甘・鹹味。帰脾・胃経。
滋養。血便や痔出血を止める。

うきぶくろ

平性。甘味。帰肝・腎経。
腎を補って生命エネルギーを益す。肝を補って目眩や運動障害を改善する。男女の不妊症を改善する。止血。ある種の癌を抑制する。
注意:食欲不振や水分代謝が低下している場合は摂ってはいけない。

烏骨鶏

平性。甘味。帰肝・腎経。
体液成分を養ってほてりやのぼせを退かせる。肝腎を補い益す。

うさぎ肉

凉性。甘味。帰肝・大腸・胃経。
消化器系を補ってエネルギーを益す。胃の余分な熱を冷ます。血液の余分な熱を冷まして解毒する。
現代栄養学的には、高蛋白、低脂肪、低コレステロールで、血管保護作用や動脈硬化予防作用があるとされる。肉質も軟らかく消化吸収もよい。
注意:胃腸の熱エネルギー不足や冷えがあり場合は摂ってはいけない。

うずら

平性。甘味。帰脾・胃・肺・大腸経。
五臓を補う。消化器系を補ってエネルギーを益す。余分な熱を冷まし、水分代謝を促進する。
鶏肉に比べ、味や消化吸収もよく、栄養価も高いので、虚弱体質や、加齢・産後の体力低下にも適する。

うずらの卵

平性。甘味。
五臓を補う。エネルギーや血液を補う。筋骨を強くする。
鶏卵に比べて栄養価が高い。

うなぎ

平~温性。甘味。帰肝・腎・脾・胃・肺・膀胱経。
滋養強壮。体液成分を滋して排尿を促進する。乳汁分泌を促進する。胃のはたらきを調える。風湿が原因で起こる痛み、痺れ、運動障害などを改善する。小児の疳積を改善する。おりものを伴う痒みを止める。
注意:痰の多い咳、胃腸虚弱で軟便や下痢の場合は摂ってはいけいない。

うめ

平性。酸味。帰肝・脾・肺・大腸経。
肺を収斂させ、肺のエネルギーや潤いが漏れるのを防いで咳を止める。体液成分を生む。下痢止め。蛔虫による腹痛や嘔吐を抑える。
注意:酸味で収斂のはたらきがあるので、風邪の引きはじめや、体に余分なものの蓄積の有る場合、消化不良のある場合は控える。ラードと一緒に摂ってはいけない

うるち米

平性。甘味。帰胃・脾経。
胃を調え、消化器系のエネルギーを補う。

えび

温性。甘・鹹味。帰脾・肝・腎経。
腎を補い、熱エネルギーを益す。母乳の出をよくする。痰を代謝して胃のはたらきをよくする。丹毒やある種の炎症・できものを解毒して治す。
注意:えびアレルギー、潤い不足化でほてりやのぼせのある場合、皮膚疾患のある場合は摂ってはいけない。

えんどう豆

平性。甘味。帰脾・胃・大腸経。
エネルギーを補う。消化器系を調和させ、食物の下降を促す。水分代謝を促して排尿を促進し、むくみを取る。感染症による皮膚疾患の解毒を促す。
注意:一度にたくさん摂ると、消化不良やお腹の脹りを引き起こすので注意する。炒りえんどうや干しえんどうは、生よりも消化が悪いのでたくさん摂らない。特に胃腸虚弱の場合は気を付ける。

オート麦

平性。甘味。帰肝・脾・胃経。
肝を益し、胃を調和する。ストレスなどによる食欲異常や便通の不調を調える。

大麦

凉性。甘・鹹味。帰脾・胃経。
エネルギーを益して胃を調える、腸の緊張を取って消化を助け、腹部の張りを除く。余分な熱を冷まして水分代謝を促進する。

おこげ

平性。甘・苦味。
消化器系を補ってエネルギーを益す。消化器系のはたらきをよくして消化を促進する。消化不良による下痢を止める。

オリーブ

平性。甘・渋・酸味。帰肺・脾・胃経。
肺を清め、のどを潤して調え、体液成分を生む。解毒。魚の骨がのどに刺さったのを除く。

かえる

凉性。甘味。帰膀胱・腎・胃経。
不足を補う。胃を益す。水分代謝を促進してむくみを取る。熱を冷まして解毒する。
注意:補う力が強いので、多食すると余分な湿気や熱が蓄積するので注意する。妊婦は摂ってはいけない。

カカオ

平性。甘味。帰心経。
頭をスッキリさせる。渇きを解く。排尿を促進する。

牡蠣

微寒~平性。甘・鹹味。帰心・肝・腎経。
体液成分を補い、血液を養う。生食は丹毒を治療する。出汁は渇きを止める。
注意:消化器が弱っていて下痢している場合は摂ってはいけない。

寒性。甘・渋味。帰心・肺・胃・大腸経。
余分な熱を冷まして潤す。体液成分を生み、渇きを止める。よく熟した甘いものは、腸を潤して便通をよくする。渋柿は、胃腸虚弱による下痢を止める。
注意:消化器に冷えのある場合、水分代謝の悪い場合、痰の多い場合、虚弱体質や病中病後で体力の低下している場合は摂ってはいけない。かにとの食べ合わせは、熱を冷ますはたらきを増大させるので一緒に摂ってはいけない

花椒

熱性。辛味。帰脾・胃・腎経。
消化器系を温める。痛みを止める、蛔虫を駆虫し、蛔虫による腹痛を押さえる。
注意:潤い不足でほてりのある場合や妊婦は摂ってはいけない。多食すると熱症状、エネルギーの消耗、目の不調が出るので注意する。

かに

寒性。鹹味。帰肝・胃経。
熱や炎症を抑えて、血行を促進する。のどの腫れを抑える。熱を冷まして水分代謝を促進し、黄疸を改善する。熱による胃の不調を改善し、食欲増進する。
注意:消化器系が冷えている場合や妊婦は取ってはいけない。鮮度の落ちたものは食べない。柿との食べ合わせは、熱を冷ますはたらきを増大させるので一緒に摂ってはいけない。目眩、痺れある種の皮膚症状を悪化させるので控える。

かぼちゃ

温性。甘味。帰脾・胃経。
消化器系のエネルギーを補う。消炎鎮痛。解毒。殺虫。
注意:食べ過ぎると胃腸が脹ったり、皮膚が黄色くなるので注意する。

かぼちゃの種

平性。甘味。
蛔虫、条虫、蟯虫、吸血虫の駆虫。一説には、産後の手足のむくみや糖尿病の改善。
注意:食べ過ぎると胃腸が脹るので注意する。

鴨肉

微寒~凉性。甘・鹹味。帰脾・胃・肺・腎経。
体液成分を補い、血液を養う。エネルギーを益し、水分代謝をよくしてむくみを取る。
注意:寒性に偏り、甘味があるので、感冒初期、消化器の熱エネルギー不足、下痢の場合は摂ってはいけない。虚弱体質、手足の冷えのある場合、経血が少ない場合は控える。鴨肉とにんにく、黒きくらげ、亀肉の食べ合わせはよくないので注意する。

榧の実

平性。甘味。帰肺・胃・大腸経。
駆虫。消化を助ける。肺を潤して咳を止める。大腸を調えて便通をよくする。

からし菜

温性。辛味。帰肺・胃経。
肺のはたらきを促進して痰を切る。消化器系を温めて胃を建て直す。体表にある外的環境から受けた寒さを発汗により発散させる。
注意:できもの、眼科疾患、痔、血便のある場合や、暑がりの人は摂ってはいけない。

カルダモン

温性。辛味。帰肺・脾・胃経。
水分代謝や新陳代謝を促進する。消化器系を温める。吐き気を止める。

川えび

微温性。甘味。帰腎・脾・胃経。
腎を補って熱エネルギーを壮んにする。乳汁分泌促進。ある種の感染症や皮膚炎の解毒を温めて促進する。
注意:えびアレルギーの場合は摂ってはいけない。

かんぴょう

寒性。甘味。帰心・肺・小腸経。
余分な熱を冷まして水分代謝を促進する。ほてりや渇きを抑える。
注意:熱エネルギー不足や消化器系が冷えている場合はとってはい。

キウィ

寒性。酸・甘味。帰腎・胃・膀胱経。
体内に蓄積した余分な熱を冷まして体液成分を生む。渇きを止める。胃を調和させ、消化を促進する。泌尿器系の炎症を取る。
注意:胃腸が冷えている場合は控える。

菊花(貢菊花)

微寒性。辛・甘・苦味。帰肝・肺経。
外部から受けたや熱を散らす。解毒。目の炎症や疲れをとる。イライラを落ち着ける。

雉肉

温性。甘・酸味。帰心・胃経。
消化器系を補ってエネルギーを益す。

きび

平~微寒性。甘味。帰胃・大腸・肺・脾経。
肺のエネルギーを補う。胃を調え、消化器系のエネルギーを補う。
注意:もちきびは、一度にたくさん摂ったり、長い間続けて摂ると、外部から受けた邪気や代謝産物(老廃物)が出にくくなる。

キャベツ

平性。甘味。帰脾・胃経。
消化器系のエネルギーを益す。腹痛を緩和する。
注意:胸部・腹部の外科手術後、下痢、肝疾患がある場合は摂ってはいけない。また、軽度の消化性潰瘍の痛みの緩和にも効果があるが、重度の潰瘍や消化管出血がある場合は摂ってはいけない。

牛すじ

平性。甘味。帰肝経。
腎を補って骨を強くする。肝を補って筋を強くする。血液を補う。熱エネルギーを補って下半身を温める。

牛肉

平性。甘味。帰脾・胃・腎経。
エネルギーや血液を補う。消化器系を補い、エネルギー不足による水分代謝の低下を改善する。筋肉や骨を強くする。
注意:皮膚病・できもの・痒みのある場合は悪化させるので摂ってはいけない。病後や消化機能が低下している場合は、胃腸に負担がかかるので控える。

牛乳

平性。甘味。帰心・脾・胃・肺経。
不足を補う。エネルギーを補い、血液を養う。五臓を補う。肺・胃を益す。体液成分を生み、渇きを抑えたり、腸を潤して便通をよくする。肌を潤す。
注意:胃腸虚弱や胃腸が冷えている場合、水分代謝が悪い場合は控えるか、加熱して注意しながら摂る。乳糖分解酵素がない人は、お腹が脹ったり、下痢をすることがあるので注意する。人乳とは成分が異なるので、母乳の代替品としては不適当だが、母乳の不足を補う程度であれば考慮しても構わない。

牛レバー

平性。甘味。帰肝経。
肝を補う。血液を補う。筋を強くする。目を明るくする。

きゅうり

凉性。甘味。帰脾・胃・大腸経。
余分な熱を冷ます。水分代謝を促進する。解毒する。
注意:胃腸が冷えている時は控える。

きんかん

温性。酸・甘味。
代謝を促進して、イライラや滞りを除いたり、消化を助ける。痰を代謝して咳を止める。

金針菜

凉~平性。甘味。帰肝・脾・腎経。
血液を養って肝を平らげる。血液や肝に蓄積した余分な熱を冷ます。止血。のどの炎症を抑え、のどの調子を調える。排尿を促進してむくみを取る。乳汁分泌を促進する。
注意:乾物でなく、新鮮なものを炒めて多量に摂ると、悪心、嘔吐、腹痛、膨満感などが表れる場合があるので注意する。

ぎんなん

平性。甘・苦・渋味。帰肺経。
肺のエネルギーの消耗を抑え、咳を止める。収斂して透明や白いおりものを止める。
注意:生食あるいは過食にとり中毒を起こすことがあるので注意する。痰が切れにくい咳の場合には、様子を見ながら摂るようにする。

キンモクセイ

温性。辛味。
痰を代謝して咳を止める。血行を促進する。浸出液でうがいをすると口臭予防できる。

グアバ

温性。酸・渋味。帰大腸経。
収斂して下痢を止める。

クキレタス

凉性。苦・甘味。帰心・腸・脾・胃経。
五臓を利して経脈を通す。余分な熱を冷まして排尿を促進。乳汁分泌促進。生食すると歯が白くなる。
注意:多食すると目が霞むことがあるので注意する。

クコの実

平性。甘味。帰肝・腎・肺経。
肝・腎を滋養する。目の調子を調える。肺を潤す。
注意:潤すはたらきが強いので、下痢をしている時は摂らない。

空心菜

平~寒性。甘味。帰肝・心・小腸・大腸・胃経。
余分な熱を冷ます。血液の熱を冷ます。解毒。大小便の出をよくする。
注意:胃腸虚弱で軟便や下痢のある場合は控える。

葛粉

凉性。甘・辛味。帰脾・胃経。
外部から受けた邪気を散らす。身体の上部にエネルギーや栄養を持ち上げる。できらない発疹や蕁麻疹を出して治す。解熱。体液成分を作る。血液循環をよくする。

くちなし

寒性。苦味。帰心・肺・胃・三焦経。
熱を瀉してほてりを除く。熱を冷まして水分代謝を促進する。血液の余分な熱を冷まして解毒する。
注意:消化器系が冷えて下痢や軟便がある場合や食欲不振の場合は摂ってはいけない。

熊の掌

温性。甘・鹹味。帰脾・胃経。
エネルギーを補い、血液を養う。風湿が原因で起こる痛み、痺れ、運動障害などを改善する。消化器系を建て直す。筋骨を丈夫にする。

くり

温性。甘味。帰脾・胃・腎経。
胃を養って消化器系を整える。腎を補って足腰を強化する。血行を促進し、血行不良による出血を止める。
注意:生食は消化しづらいので注意する。加熱調理したものも過食すると、消化吸収が悪くなり、お腹や胸の張りが出るので一度に食べ過ぎない。脾の水分代謝が低下している時は悪化させるので摂ってはいけない。

くらげ

平性。甘・鹹味。帰肝・腎経。
熱を冷まして痰を代謝する。消化を助け、腸を潤す。疲労が原因の血液を混じるおりものを止める。
注意:消化器系が冷えている場合は摂ってはいけない。生食は消化が悪いので注意する。

車えび

温性。甘・鹹味。帰脾・肝・腎経。
腎を補って熱エネルギーを壮んにする。痰を代謝して胃のはたらきをよくする。
注意:えびアレルギー、潤い不足でほてりやのぼせがある場合、できもの、皮膚疾患のある場合は摂ってはいけない。

くるみ

温性。甘味。帰腎・肺・大腸経。
腎を補う。肺を温め、寒さによる咳を止める。腸を潤して、便通をよくする。
注意:潤い不足でほてりやのぼせのある場合、黄色い痰が出て温まると悪化する咳、年便や下痢のある場合は摂ってはいけない。

黒きくらげ

平性。甘味。帰胃・大腸経。
血液の熱を冷まして止血する。脳血管疾患や循環器疾患を予防する。

黒ごま

平性。甘味。帰肝・腎経。
生命エネルギーを益し、血液を補う。肝・腎を補い、五臓を潤す。乾燥を抑えて潤す。腸を潤して便通をよくする。母乳の出をよくする。
注意:下痢や軟便の場合は摂ってはいけない。

ごま油

凉性。甘味。帰大腸経。
エネルギーや血液を益す。肝腎を補う。腸を潤して便通をよくする。解毒。肌を調える。調味。

黒砂糖

温性。甘味。帰肝・脾・胃経。
エネルギーを益す。胃を温める。寒さを散らして血行を促進する。血液を補って肝を養う。調味。
注意:食べ過ぎると虫歯になったり、余分な湿気を生んで脾を傷めたり、お腹が脹ったりする水分代謝が悪い場合、痰がある場合、お腹が脹る場合は控える。

黒大豆

平性。甘味。帰心・肝・脾・腎経。
腎を補って体液成分を益す。肝を補う。外界から受けた風や湿気の影響を除いて痛みを抑える。脾を建て直して水分代謝を促進する。血行促進。解毒。

くわい

微寒~凉性。甘・苦~微苦味。帰心・肝・肺経。
肺を潤して咳を止める。血行を促進する。排尿を促進し、泌尿器の炎症を抑える。熱を冷ましてできものや腫れを抑える。

桑の葉茶

寒性。甘・苦味。帰肺・肝経。
外界からの風熱の影響を除き、頭痛・発熱・のどの痛み・空咳や、皮膚や呼吸器の乾燥を抑える。肝の熱を冷まし、目のはたらきをよくする。血液の熱を冷まして止血する。

桑の実

寒性。甘味。帰心・肝・腎経。
体液成分を滋し、血液を補う。肝腎を補う。腸を潤して便通をよくする。
注意:胃腸が冷えて下痢をしている場合は摂ってはいけない。

鶏卵

平性、生食は偏凉、加熱すると偏温。甘味。
五臓を補う。心を養って精神を安定させる。エネルギーを益す。血液を補う。血液不足によるめまいや運動障害を抑える。体液成分を滋して潤す。肺を潤して咳を止める。余分な熱を冷まして解毒する。
注意:補うはたらきが強いので、多食すると消化不良を起こすので注意する。特に胃腸虚弱の場合は気を付ける。

卵黄

平性。甘味。帰心・脾・肺・胃・腎経。
体液成分を滋して潤す。血液不足によるめまいや運動障害を抑える。

卵白

凉性。甘味。
肺を潤してのどを調える。余分な熱を冷まして解毒する。

薄皮

平性。甘味。帰肺経。

ケツメイシ

微寒性。甘・苦味。帰肝・大腸経。
肝の熱を冷まして目を見えるようにする。腸を潤して便通をよくする。

平性。甘味。帰脾・胃・肺・肝・腎経。
消化器系を調節し、エネルギーを益す。水分代謝を促進してむくみを取る。エネルギーの巡りを調節し、乳汁分泌を促進したり、胎児を安定させる。
鱗には止血のはたらきがある。
注意:余分な熱のあるタイプや、皮膚疾患のある場合は、悪化させるので取ってはいけない。

氷砂糖

平性。甘味。帰脾・肺経。
消化器系を補う。胃を整える。気を益す。肺を潤して体液成分を生む。熱を冷ます。調味。
注意:食べ過ぎると虫歯になったり、余分な湿気を生んで脾を傷めたり、お腹が脹ったりする。

コーヒー

温性。苦・微甘味。帰心経。
脳を覚醒させる。精神を高揚させる。水分代謝を促進してむくみを取る。
注意:不眠の場合は慎重に摂る。小児や妊婦、コーヒーで動悸などがある場合は摂ってはいけない。短時間に大量に摂ってはいけない。

コーリャン

温性。甘・渋味。帰脾・胃経。
脾を建て直し、胃を調和する。胃を益して消化器系を温める。水分代謝を調節する。腸のはたらきを調えて下痢を止める。
注意:便秘の場合は摂ってはいけない。発芽したものは有毒

コールラビ

凉性。甘・辛味。帰大腸・膀胱経。
水分代謝を促進してむくみを消す。解毒。

ココナッツ

平性。甘味。帰脾・胃・大腸経。
エネルギーを益す。風邪の影響を除く。小児の疳の虫を抑える。ある種のギョウ虫の駆虫に用いる。

ココナッツミルク

温性。甘味。
体液成分を補う。暑気払い。水分代謝促進。
注意:多食すると、めまいや立ちくらみなどを起こすことがあるので注意する。

こしょう

熱性。辛味。帰胃・大腸経。
消化器系を温めて、腹痛、下痢、嘔吐を止める。
注意:多食すると、余分な熱が籠もって体液成分を損なうので注意する。潤い不足でほてりやのぼせのある場合、痔のある場合、妊娠中は摂ってはいけない。

骨髄

帰肺・腎経。
肺を潤す。腎を補う。補うはたらきが強力。

ごぼう

寒性。苦味。帰肺経。
風熱が原因の腫れや痛み、めまいなどを抑えたり、解毒したりする。

小麦

凉性。甘味。帰心経。
心を養ってほてりやイライラを除く。消化器系を調える。腎を補う。余分な熱を除き、渇きを止める。

コリアンダー

温性。辛味。帰肺・胃経。
発汗を促し、できらない発疹や蕁麻疹を出して治す。胃を刺激して食欲を増進させる。調味。
注意:炎症性や熱が原因の発疹や、風寒が原因でない発疹の場合は摂ってはいけない。

こんにゃく

温性。辛味。
痰を代謝する。消化不良を改善する。血行を促進して炎症を抑える。

昆布

寒性。鹹味。帰肝・胃・腎経。
痰を代謝し、ある種のできものや腫瘍を砕く。水分代謝をよくする。