治風先治血:風を治さんとすれば先ず血を治す

「風」とは気候変化のひとつで、空気の流れだけでなく、それを起こす気圧変化も風と表現することができます。

を代表する特徴は変化。風は吹いたり、止んだり気まぐれで、風速、風量、風向なども常に変化します。風に吹かれた木々は揺れ動き、大地は土埃を捲き上げ、それまでと違った表情を見せます。自然の風や、エアコンや扇風機で起こる人工の風など、人体の外側にある風を外風(がいふう)といいます。

これに対して、筋肉のしびれ、けいれん、ふるえ、あるいは立ち眩みやめまいなど、まるで風が木々を揺らしたり、大地を風が吹き抜けたりするかの如く、実際あるいは感覚的に動きを伴う症状を内風(ないふう)といいます。血液は人体をくまなく循環し、全身栄養を運搬していますが、血液不足ではこの機能が低下して、筋肉が養えなければしびれなどの症状が、頭や目を養えないとめまいなどの症状が現れます。内風があると外風の影響も受けやすく、風が強い春や、大きく気圧変化が起こる颱風の頃に、より不調が現れやすくなります。

内風による症状の治療は、対処療法的に内風そのものを抑えるだけでなく、同時にベースにある血液不足の改善も行います。

生まれつきの虚弱体質や加齢、失血の他、食餌の不摂生、過労、目の酷使、過度の運動、あるいは心配事やストレスなど精神的なものも大きく血液を損ないます。無理な食事制限によ生成不足や、スマホやPCの普及による目の酷使による消耗が、最近の血液不足の大きな原因となっています。

腓返りを起こしやすい、ちょっと負荷が掛かるとすぐしびれる、まぶたピクピク、メニエール病など内風の症状が見られたら、血液不足がないか食餌や生活習慣の確認を行いましょう。