少火生気、壮火食気:少気は気を生じ、壮火は気を食(は)む

少年という言葉に用いられるように、「少」には少ないの他、若い、初々しい、元気な、という意味があります。

少気(しょうき)とは、初々しく、元気な熱エネルギーを指します。少気があれば新陳代謝が活発になり、生命活動に必要なエネルギーを生じることができます。

壮火(そうか)とは、外界から受けた暑さや熱、食餌の不摂生やストレス、病理産物の停滞などによって生じた、人体にとって不要な熱を指します。壮火は生命活動に必要なエネルギーや体液を消耗させ、心身の不調の原因となります。

適度な入浴は血行や代謝を促進し、血管や筋肉を緩め、発汗によって老廃物を排泄し、疲労回復やリラックスに役立ちます。しかし、必要以上の長湯は血行や代謝の異常亢進、過度の発汗を引き起こし、湯中りの原因となります。長湯による不調は一時的なものなので、すぐに回復することができますが、辛いものの常食や長期に渡るストレスで壮火を生じると、顔色が赤い、ほてり、動悸、筋肉のけいれん、イライラ、不眠などの症状が現れ、継続すると大きな病気に発展することもあります。