四時不正之気:四時不正の気

「四時」とは四季、「気」とは気候を意味し、「四時不正之気」とは異常気象をいいます。

異常気象は動植物に影響を与えますが、自然の一部である人間も等しく影響を受けます。

中医学では、寒暖、寒湿、気圧など正常な気候変化六気(ろっき)といいます。六気には風・寒・暑・湿・燥・熱(火)の6つがありますが、これが人体に影響を及ぼす場合、六淫(ろくいん)と呼びます。六淫は六気の各々に「邪」を点けて、風邪(ふうじゃ)、寒邪(かんじゃ)などと呼びます。

六気が六淫へと変化するには、過不足季節にそぐわない変化の3つがあります。

夏に暑いのは当たり前ですが、毎日40℃近くになる酷暑が続くと、過剰な暑さによって植物が枯れたり、人間や動物は夏バテをしてしまいます。

反対に、寒いはずの冬が暖冬になると、翌春桜が開花しなかったり、生命活動に必要なエネルギーを貯蔵しておく冬に貯めることができず、春にアレルギーが出やすくなったり、五月病になったりしやすくなります。

また、空梅雨で初夏に雨が少ないと、夏に水不足になったり、夏なのに肌が乾燥するなどの症状が見られることがあります。

異常気象は消化、代謝、血行、免疫、精神活動などに広く影響し、気候が不安定な時だけでなく、その後の不調や病気の原因にもなります。

異常気象の影響を受けにくい体作りには、体に合った食餌、充分な睡眠と休養、適度の運動、ストレス発散、入浴、そして寒さが厳しくなれば防寒、湿度が高くなれば除湿など、気候変化に合わせた早めの対応が大事です(*^_-)b