臓腑嬌嫩形気未充:臓腑嬌嫩(きょうどん)にして形気未だ充たず

「嬌嫩」とは華奢、「形気」とは形体と生理機能という意味です。

小児は臓腑が未発達で柔弱、形体や生理機能も充実してないので、成人以上に様々なことにに気を付ける必要があります。

例えば、赤ちゃんにつきものの「疳の虫」。「疳」という字の本来の意味は「お乳の消化不良」です。赤ちゃんが夜泣きをしたり、機嫌が悪くなったりするのは、処理できる以上のお乳のせいで臓腑の機能失調が起こるため。離乳食が始まった赤ちゃんでも、成人が摂るような味の濃いものや油っこいもの、刺激物などを与えると同様の症状が現れます。これを続けていると、アレルギー疾患やアトピー性皮膚炎の原因になることもあります。

また、赤ちゃんは免疫力や抵抗力も弱いため、感染症に罹りやすく、重症化することもあります。

周辺に不穏な空気が流れると自分とは関係がなくても、赤ちゃんは恐怖や不安感で泣き出すことがあります。

人間は数え年の7~8歳頃までは臓腑器官の発育が十分でないことを理解し、食餌、生活習慣、生活のリズム、環境、精神面などに考慮することで、充実した身体を作ることができ、心身ともに健康に成長することができます。