五臓化液:五臓は液を化(か)す

五臓には、それぞれ密接な関係のある体液があります。

これを五液といい、肝は泪、心は汗、脾は涎(よだれ)、肺は涕(はなみず)、腎は唾(だえき)が対応しています。

五液は対応する五臓で作られ、五臓と関係のある器官が正常に機能するためになくてはならないものです。人体に異常が起こると、五液にも影響が現れ、不足や異常分泌が見られるようになります。

涙は眼球の乾燥を防ぎ、温度や湿度の変化、細菌などから眼球を保護していますが、涙のもとになる肝にストックしている血液が不足すると、涙も不足してドライアイになることがあります。夏の暑さは心に影響しやすく、熱を体に籠もらせます。体が熱くなると、心の液である汗が出て熱を冷まします。正常な汗はサラサラで発汗後は快適です。しかし、蒸し暑さのように、暑さとともに湿気を受けると、ベタベタした汗をかき、汗が肌にまとわりついて不快です。

五液の状態を確認することで、対応する臓腑の状態を知ることができます。