五臓所悪:五臓の悪(にく)む所

「悪む」とは、憎む、恐れるという意味です。

肝・心・脾・肺・腎五臓には、それぞれ苦手とする気候変化があり、その影響を受けると機能低下や関連する組織、器官に不調が出ます。

肝は風、心は熱、脾は湿、肺は燥、腎は寒がそれぞれ苦手です。

例えば、脾は水分代謝に関与しますが、湿気や過剰の水分摂取によって、脾が湿った状態になると、熱エネルギーを損なって機能低下を起こします。脾が湿の影響を受けると、体の重だるさ、むくみ、軟便、尿量減少などの症状が現れます。反対に、肺は潤いを好む臓なので、外気の乾燥は肺の機能低下に繋がります。肺の機能が低下すると、のどの不快感や空咳、肌の乾燥などが見られます。

気候変化は季節に対応するため、どの季節に体調が悪くなりやすいかわかれば、何の影響を受けやすいか、どの臓腑が弱いか把握することができ、対応することで健康維持に生かすことができます。