五臓所蔵:五臓の蔵する所

五臓は身体的な器官や組織だけでなく、精神・意識・思惟活動などもそれぞれに密接な関係があると考えます。

肝は魂(こん)、心は神(しん)、脾は意(い)、肺は魄(はく)、腎は志(し)を貯蔵し、五臓全てが精神面にも大きく関与しています。

魂と神はともに精神・意識活動のことで、心はこれを主宰し、肝はコントロールしています。意は思考や思慮などで、心配事や思いが過ぎると脾のはたらきに影響が現れます。魄は本能的な感覚や動作に関する部分をいいます。志は記憶に関連する部分で、記憶する器官は脳、この脳は腎にストックされた生命エネルギー、腎精(じんせい)から作られます。

心の血液不足は不眠の原因になります。肝の機能が停滞するとイライラや抑うつ感が表れます。心配事が続くと食欲不振になることがあります。加齢で腎精が不足するともの忘れや認知症を引き起こします。

五臓が正常に機能することで、身体のみならず、精神も健康に過ごすことができます。