五臓所主:五臓の主(つかさど)る所

五臓とは、肝・心・脾・肺・腎の5つの臓をいいます。

五臓にはそれぞれ関連する器官や組織があり、これらの器官や組織は五臓によって統制、連絡しています。そのため、器官や組織の不調や変化から、対応する臓腑の状態を知ることができます。

肝は筋、心は血脈(けつみゃく)、脾は肌肉(きにく)、肺は皮毛(ひもう)、腎は骨を主ります。因みに、肌肉とは真皮と筋肉、皮毛とは表面の皮膚と産毛を指します。

例えば、筋は肝にストックされた血液によって養われるため、肝血の不足は腓返りやしびれなど筋肉の症状として表れます。心に問題があると、血液が不足したり、血行に問題が生じます。脾は飲食物から人体に必要なものを作りますが、脾が虚弱だと皮膚や筋肉に栄養を運搬することができず、体は痩せてしまいます。お肌の乾燥は肺の潤い不足のサインになります。加齢に伴い骨粗鬆症になりやすいのは、腎にストックした有限の生命エネルギーが年と共に減ってゆくためです。

手足が攣るから水分補給、お肌が乾燥するから保湿剤というのも大事ですが、関連する臓腑に思いを馳せることで、もっと早く、もっと効果的な対応ができます(*^_-)b