天気通於肺:天気は肺に通ず

ここでいう天気とは、いわゆるお天気のことではなく、天の気すなわち自然界の大気を指します。

中医学では、肺は気を主(つかさど)る臓腑と考えます。この主気(しゅき)作用の中には呼吸も含まれます。

呼吸とは、自然界の大気を体内に取り込み、体内の汚れた気を吐き出す機能です。また、取り込まれた自然界の大気からは、心拍や血管内の循環を促進させる宗気(そうき)が作られます。私たちの身体は、天気によって生かされているといっても過言ではありません。

肺のエネルギーや潤いの不足、熱や冷え、痰などが肺に停滞すると、肺の機能低下を引き起こし、うまく天気を取り込むことができなくなります。天気が取り込めなければ、肺の中を清浄に保つことも難しくなり、咳や喘息などの呼吸器症状が現れます。また宗気が不足すると、動悸や息切れなどの症状や、やる気が出ない、落ち込みやすい、頭がぼーっとするなどの精神症状も現れやすくなります。

この他、大気汚染や喫煙、喫煙による副流煙なども天気の取り込みに影響します。

私たち人間も自然界の一部です。自然環境に配慮して、体調管理に気を付け、自然と共存できるよう努力したいですね(/^o^)/