【血】血の生成と循行

血の生成には次の2つがあり、主に脾、心、肝、腎の4つの臓腑が関係してます。

起源関係する臓腑とはたらき参考
水穀精微の気水穀精微より人体に必要な物質を生成するは、営気津液営気と津液から血の前駆物質を生成
これがに運ばれ、心気や心陽を帯びることで赤くなり、はじめてはたらける血となる
この血は経脈を通して全身に運ばれるとともに、一部はにストックされ、必要に応じて供給される
腎精に蓄えられている生命活動の基礎となる腎精と、にストックされた肝血は、互いに転化している肝腎同源(かんじんどうげん)
精血同源(せいけつどうげん)

xue_seiseitojunkou001.png飲食物から得られる水穀精微の気を原料に、脾の運化(うんか)作用によって営気津液より血の前駆物質を生成され、心に運ばれます。

心は主血脈(しゅけつみゃく)作用により、前駆物質を心気、心陽で赤く染め、はたらくことのできる血に変えます。また赤くなった血を経脈を通して全身に運びます。

血の一部は肝に運ばれ、肝の蔵血(ぞうけつ)作用により、肝にストックされ、必要に応じて供給されます。

肝と腎は人体の下部にあるとされ、それぞれ蔵血作用、蔵精(ぞうせい)作用があって、肝は血を、腎は腎精を蓄えています。肝腎同源、精血同源といわれ、肝血と腎精は互いに転化しています。

ところで、脾には統血(とうけつ)作用という、血脈から血が漏れ出ないようにするはたらきがあります。この作用が低下すると出血しやすくなり、血の不足を招きます。

また、肝には疏泄(そせつ)作用という、人体の機能をスムーズにさせるはたらきがあります。この作用により、脾、心、腎など生成、循行に関わる臓腑のはたらきも、よりよく行われるようになります。