食肉則復:肉を食せば則ち復す

中医学では、健康維持や疾病予防、治療において、現代医学以上に「食」が大きく関わります。

現代医学では、年齢、性別、活動量等に応じた栄養指導はありますが、同じ年代、性別、職業などの場合は全て同じと見なし、個人によって変わることはありません。もちろん糖尿病、高血圧、高脂血症、痛風、アレルギーなど病気によっては制限もありますが、それも同じ方向で摂取量が変化する程度です。

しかし中医学では、たとえ同じ年代、性別、職業、現代医学による病名の疾患を患っているとしても、個人の体質や現れている症状、季節、生活環境などによって食餌指導は異なります。

例えば、現代医学では体力をつけるのにいいとされる肉食も、中医学のある種の疾患では禁忌となります。

一般に急性の熱性疾患では、肉や油っこい食餌は症状を悪化させる可能性があるため摂取を控えるよう指導されます。これらは体内で熱を生じさせるとされ、できものや腫れ物、皮膚粘膜のかゆみ、炎症性疾患、可能性疾患、かぜのひき始め、あるいは黄色や緑色の鼻水や痰が出るかぜの中期から後期では、症状を悪化させてしまいます。この他、病気が治りかけた頃、特に消化器系の病気や子供の場合は、症状を再発させることがあります。

「肉を食せば則ち復す」とは体力が回復するのではなく、病気が復活するという意味なのです。

言い換えれば、これらのちょっとした意識が、健康維持や回復、病気の予防、治療にとても有効ということになります(`_´)b