風勝則動:風(ふう)勝ればすなわち動ず

自然の風が吹く様子を思い浮かべて下さい。

風は動きが迅速で、強さも方向も変化に富んでいます。今頬をなでて吹いたかと思うと、急に止んだり、気持ちのいいそよ風があっという間に突風になって吹き抜けたり、あるいは南風だったのに、気づくと東風になっていたり。そして、風は木々を揺らし、時に枝を折ったり、激しい場合にはつむじ風のように、地上にあるものを空高く巻き上げたりします。

自然の一部である人体にも、風と特徴がよく似た症状が現れることがあります。例えば、症状が現れたり、治まったり、症状の質や度合いも時によって変化し、発症部位もころころ変わるかゆみや痛みです。痙攣や震え、しびれなどの運動障害、めまいや地に足がつかない感覚などは、まるで風が木々を揺らすが如くです。

中医学では、自然の風や扇風機の風など人体の外で感じられる風を外風(がいふう)、風と特徴の似た人体に現れる症状の原因を内風(ないふう)と呼びます。体力の低下があると外風を受けやすくなり、血液や体液の不足、発熱、ストレス、食事の不摂生、加齢などは内風を生じる原因となります。

外風と内風では治療も異なるので、気になる点があればぜひご相談くださいε~( ̄。 ̄@)