腎主生殖:腎は生殖を主(つかさど)る

男性は8の倍数、女性は7の倍数で体が変化するというテレビCMがあります。中医学では、腎は精(せい)または腎精(じんせい)と呼ばれる生命エネルギーの源を貯蔵する臓腑で、生殖に大きく関与すると考えます。

男性は数え年の16歳頃、女性は14歳頃に腎精が充実して生殖能力が発現します。そして男性は64歳頃、女性は49歳頃に腎精が衰退して生殖機能が衰えます。女性を例にみてみると、14歳頃に初潮を迎え、49歳頃に閉経します。

しかし、もともと腎精不足があったり、食餌の不摂生、不規則な生活、ストレス、過労、大病などで腎精を損なうと、生殖機能にも影響し、思春期であれば第二次性徴が遅れたり、成人では男女とも不妊、男性では精力減退、女性では月経異常などが現れます。また、受精卵に充分にエネルギーを与えることができなければ、胎児や乳幼児の発育異常、虚弱体質、アレルギー体質の原因になる場合もあります。腎精不足は自身の生殖機能に影響するだけでなく、次の世代にも影響を及ぼしてしまいます。

月経や妊娠に関連する諸症状や、男女の更年期障害などは、多かれ少なかれ腎と関係があります。腎精は生命エネルギーの源であるため、身体的な症状だけでなく、精神的にも不調が現れます。

腎精を充実させて、充実した人生を送りましょう(*^_-)b