寒性凝滞、収引:寒の性質は凝固停滞と収縮

暖かい所から、急に寒い所に行った時のことを想像して下さい。寒さで体全体が縮こまり、毛穴も収縮して鳥肌が立ちます。長時間寒さにさらされていると、筋肉が収縮して強ばり、震えたり、肩が凝ったり、頭が痛くなったりします。

寒くてかぜをひいた時はどうでしょう?寒気がして汗が出ず、節々が痛んだり、頭痛がしたり。場合によっては透明の鼻水やくしゃみなども見られるでしょう。

これはどちらも寒さの性質による症状です。

中医学では、気候変化を六気(ろっき)といい、これが人体に影響する場合を六淫(ろくいん)と呼びます。六気には、風・寒・暑・湿・躁・火(熱)があり、寒さを寒(かん)といいます。寒には固めて滞らせ、収縮させる性質があるため、人体が寒邪(かんじゃ)を受けると、上記のような症状が現れます。

一度に過剰の寒邪を受けたり、長期に渡って寒邪が影響すると、代謝、血行、精神活動なども滞らせ、いろいろな病気の原因になることがあります。 軽度では、顔色や皮膚、爪の色が悪くなったり、一時的に震えたり、肩が凝ったりする程度ですぐに回復しますが、重度では、循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、内分泌系、婦人科系などの疾患や、アレルギー性疾患、うつ等の精神症状を引き起こします。

ちょっとした寒さと侮る事なかれ。寒さは万病のもとになります(>_<。)}}